クリーンルーム手術室(クラス 100)が完成
当院では人工関節置換手術を開始するに当たり、手術室をクリーンルームに改造する工事を行い平成28年6月に完了しました。クリーンルームとは、空気中の塵やごみ、細菌を取り除く空調設備を備えた部屋のことで、クラスとは、空気中の微粒子がどの程度少ないかを示す清浄度の単位です。当院の手術室はクラス100です。空気清浄度は、1立方フィート(約29リットル)の空気中に0.5ミクロン以上(1ミクロンは1/1,000mm)の粒子が何個あるかということを表し、通常の外気中で1,000,000個程度ですがクラス100の場合には100個以下となります。
人工関節置換手術の場合には、本来菌がいない部分を手術するため、手術中に空気中から落下してくる菌によって感染を引き起こす場合があります。クリーンルームにはクラス10,000、クラス1,000、クラス100とありますが、本院ではクラス100という最高の環境下において行っています。また手術を行う医師やスタッフも、宇宙服の様な特殊な手術用の術衣を着用して作業者からの細菌の落下を防ぎ、より高度な感染予防を行っています。
クリーンルーム手術室(クラス 100)