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2019年度 第4回 失語症交流会を開催しました

2月15日(土)、失語症のある患者様の交流会を開催しました。
簡単な自己紹介、制作活動(水彩絵はがき、習字)を通して普段とは違ったコミュニケーションの機会を経験していただきました。
ご家族同士の交流では、「一人で留守番は難しい」など切実な悩みが聞かれた一方、「外出機会を増やすために買い物は一緒に行っている」など前向きなご意見もあり、有意義な情報交換もできました。
ゆっくりと時間をかけて会話をして、その人らしさを少しでも表現でき、共有できる機会になれば嬉しく思います。


                       (作品の一部)

≪失語症とは?≫
脳卒中や頭部外傷など脳損傷の後遺症で起こる言葉の障がいです。
言葉を話すことだけでなく、言葉を理解すること、文字を読み書きすることも難しくなります。しかし、記憶や判断力、その人らしさは変わることはありません。
言葉をうまく話せない、理解できないために、外出や会話に消極的になりやすく、孤立や誤解を招くこともあります。話している最中はゆっくり待つこと、ゆっくりと簡潔に伝えること、紙やノートに書き記すこと、カレンダーや地図、身振りなどパッと見て分かりやすく伝えるなど、周囲の理解・対応があるだけで、随分と安心してコミュニケーションがしやすくなります。

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