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第1回健康講座「膝・股関節の痛みを伴う歩行障害とその治療~リハビリテーションから手術まで~」を開催しました

柳川リハビリテーション病院では、8月25日、「膝・股関節の痛みを伴う歩行障害とその治療~リハビリテーションから手術まで~」をテーマに第1回健康講座(主催/医療法人社団高邦会 柳川リハビリテーション病院、学校法人 国際医療福祉大学)を開催。7階研修室を会場に、200名の方々にご参加いただきました。


     200名の方が熱心に聴講されました

 

講師は、4月に当院に着任した樋口富士男病院長(国際医療福祉大学教授)。講演に先立ち、座長を務める糸山泰人国際医療福祉大学副学長が「柳川リハビリテーション病院は、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの専門職を100人以上もそろえ、365日休みなくリハビリテーションを提供する病院です。健康の要は運動。膝や股関節の痛みにお困りの方は、人工股関節置換手術を5000例以上も執刀している樋口病院長の本日の講演から、有意義な知識が得られると思います」と挨拶。

続いて樋口病院長が講演を行い、「長寿社会においては、上半身を支える膝や股関節がその負担に耐えられなくなることによって起こる腰痛や関節痛を病気と認識して予防や治療を行わないと、長生きするほど歩行も運動もできなくなります」と警鐘を鳴らし、「膝や股関節の痛みや不具合は動けば改善される病気の代表です。動くことで関節はよくなるので、まずは運動による改善に努めてください」とアドバイスしました。


         講師の樋口富士男病院長

   座長の糸山康人国際医療福祉大学副学長

 

 

 








さらに、老化による変形性股関節症について解説。治療法の一つとして、軟骨がすり減り、壊れて変形した関節を人工関節に置き換える「人工股関節置換手術」があり、「人工の白蓋と大腿骨大腿骨頭をはめ込んで固定するので、痛みは治まり、運動機能も回復する」こと、60歳以上の方に有効であることなどの話をしました。

講演の後は、当院の村上武士理学療法室室長の指導で、リハビリテーションを応用して座ってできる健康体操を実施。身体機能の維持・向上のための運動について、楽しく学んでいただきました。


  健康体操の指導を行う村上武士理学療法室室長

     講演後は座ってできる健康体操を実施

 

 










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柳川リハビリテーション病院では、この人工関節置換手術に対応した、より清浄度の高いクラス100のクリーンルーム手術室を完成させ、高度な感染予防を行いながら手術を行っています。また、器具や手術を工夫し、傷口を小さくして患者様への負担を軽減しているので、ご高齢の方でも人工関節置換手術を受けることができます。

「術後は、筋力や関節の回復を促すために早期にリハビリテーションを開始する必要がありますが、365日リハビリテーションを提供する当院では、手術の翌日からリハビリテーションを開始し、回復を目指します」と病院長。股関節や、膝の痛みでお悩みの方は、当院の整形外科に、一度ご相談ください。経験豊富な専門医が精密検査や診断を行い、適切で安全な治療を行います。

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